バプテストとは

 

バプテスト教会の特徴

 

キリスト教は、大きく分けるとカトリックとプロテスタントの二つに分けることができますが、バプテスト教会はプロテスタントの教会です。

 

バプテスト教会は、固定化した信条や教規などは持たず、聖書を信仰生活の基準とします。

そして政教分離を掲げ、且つ自覚的信仰者のバプテスマ(洗礼)を重視し、基本的に全身を水に浸す浸礼にてバプテスマ(洗礼)を行います。

 

また牧師と信徒間に上下関係はなく、平等の立場で主イエス・キリストを頭とした教会運営に参与するという点も特徴の一つです。よって日本バプテスト連盟内においても、ピラミッド構造は作らず、自主独立の各教会が対等な立場で連帯し協力しています。

 

 

バプテスト教会の歴史

 

バプテスト教会の発祥は17世紀の英国に遡ります。英国国教会一色のイギリスにあって、迫害に合いながらも、信仰の自由と政教分離・教会の自主独立を主張し、個人の自覚的信仰を掲げ、幼児洗礼を否定した人々によって形成された教派です。その後、新大陸アメリカへ移住する者が多くあり、現在でアメリカの非カソリック教派としては最大の教派となりました。またアメリカのみならず、カナダ・南米・アジア・オーストリア・アフリカ・ヨーロッパ全世界に、バプテストの教会があります。

 

 

日本バプテスト連盟とは

 

明治の初め、アメリカ南部バプテスト連盟から日本へ宣教師が派遣され、日本伝道が始まりバプテスト教会が生まれていきました。現在、全国約330のバプテスト教会・伝道所で宗教法人「日本バプテスト連盟」を組織し、国内伝道・海外伝道を協力して行っています。関連する団体としては福岡にある学校法人「西南学院」(ここの神学部は日本バプテスト連盟の牧師養成機関という面も持ちます)、北九州市にある学校法人「西南女学院」、京都にある「日本バプテスト病院」、福岡にある重度心身障害児(者)の施設「久山療育園」などがあります。